排泄と健康

人間のADL(日常生活動作)に含まれる排泄。生まれてから命が終わるそのときまで、栄養を摂っていく限り繰り返して、体内の老廃物を排出する行為です。特に女性は、トイレに行きたいけれど我慢してしまい膀胱炎を発症したり、便秘でおなかが張ってしまったりなど、不快な症状を招くことも少なくありません。体調によってストレスを感じ、体内で悪循環を生むのはよくないことです。

また生き物は排泄物の状態で、体の不調も知ることができます。大きな病気がひそんでいることもありますから注意が必要です。トイレでの排泄が毎日スムーズに行え、万全の体調で過ごすことができたら幸せでしょう。近年、超高齢化社会となった日本では、よりトイレという場所で排泄できることの幸せを感じるはずです。身体能力の低下や寝たきりになった場合、トイレでの排泄が無理とみなされるようになるとオムツを使用することになります。

生まれたばかりの赤ちゃんがオムツをし、そして発育とともにトイレでの排泄ができるようになっていくのとは正反対に、高齢者のように、長い間できていたことができなくなっていく寂しさと喪失感は、本人でなくとも家族なら悲痛な思いを持つことでしょう。大変に羞恥心が伴うプライベートである排泄は、個人の尊重としても重要に考えていかなければなりません。自立した排泄がトイレでできるということは、清潔を保つためだけでなく、健康にも深くつながっているのです。

 

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